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電源を切る理由とやってはいけないNGリカバリー

ハードディスクやパソコンが動かないときや、データが突然見られなくなってしまったときには、慌てずに行動すること、そして電源を切ることは理解できましたよね。ではなぜ、電源を切って何もしないことが良いのでしょうか。それはパソコンの仕組みと関係しています。パソコンや周辺機器は、何らかの操作を行うとその情報がすべて記録されていきます。そのため何らかの理由でデータが消えてしまった場合でも、その時点から情報の上書きを行わなければ復元することが可能。言い換えると、トラブル後に操作を行うと、その情報によって復元したいデータの情報が消えてしまう可能性があるのです。そうならないために、電源を切るのです。そしてできるだけその状態でデータ復元業者へ復旧依頼を行うことが望ましいでしょう。

トラブル時に気をつけたほうが良い人とは

落ち着いて、電源を切る。その後は何もしない。それがトラブルが起きたときのもっとも良い対処方法だと知っていても、実際に緊急事態が訪れたら落ち着いていられないのが、人間の性かもしれません。特に気をつけたほうが良いのは、パソコンを使い慣れている人。少し意外かもしれませんが、知っていることが逆に状況を悪化させるケースもあります。まったく分からない方の場合は、自分で対処しようにも方法を知らないため、何もしない(できない)ことがほとんど。ところが少し知っている人の場合には、いろいろな方法を試してしまいがちなのです。

やってしまいがちなNGリカバリー

××NG:システムの復元××
「復元」というキーワードでついやってしまいがちな操作のひとつ。システムの復元では消失したデータは復元できません。それどころか、その操作によって消失したデータを探せなくなる可能性が高まります。

××NG:デフラグ (最適化)/システムチェック××
デフラグとシステムチェックもやってはいけないNG行為の代表格。デフラグをした場合は、非常に高い確率で復元ができなくなると考えて良いでしょう。

××NG:手当たり次第に操作する××
解決の糸口を探そうと、誰でもやってしまいがちな操作です。しかしその操作のたびに、復元の可能性は低くなっていくと考えたほうが良さそうです。心あたりがある場合に何らかの操作をする可能性がありますが、それでも3回程度にとどめておくことがおすすめ。またパソコンやハードディスクに衝撃を与える、分解するなどの行為もNGです。

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